DIARY

ライアン・ギグス  =TAKESHI=

2014年05月20日

ライアン・ギグスが引退を発表した。

今シーズンのホームでの最終戦、選手兼監督のギグスは自らをサブメンバーに入れた。
前任デイビッド・モイーズから変わりシーズン残りの4試合の指揮を任されて以来、
この試合のみ自分を選手としてメンバー入りさせた。
そして後半途中、この試合でプレミアデビューを飾ったほぼ無名の10代の若手選手
トム・ローレンスとの交代で出場した。

それが「ライアン・ギグスという伝説」の選手としての最後の姿になった。

この試合の終了後、ホームに駆けつけたファンにむけて監督として
シーズン最後の挨拶をしたその時、ギグスの目には涙が浮かんでいた。
その時に僕は「あー、ギグスは引退をするつもりなんだ…。」と感じた。
そして新たな監督、ファン・ハールとの契約が発表になった日、"伝説"の引退も
発表される。

覚悟はしていたけど、やっぱり寂しい。


ユナイテッドを好きになったのも98-99シーズンのCL準決勝ユベントス戦での
彼のゴールを見たのがきっかけ。
それからあのカンプノウの奇跡に繋がっていく、その信じられないストーリーに
すっかりやられてしまった。

ファギーベイブスと呼ばれる世代のベッカム、スコールズ、ネビル兄弟やバット達を
はじめ、ロイ・キーン、Cロナウド、ファン・ニステルローイ、シュマイケル、そしてカントナなど、
多くのスターが去って行く中、ギグスだけは変わらずにユナイテッドの中心だった。

一つの時代が終わった。

そしてまた新しいストーリーが始まるんだろう。
時代はいつもそうやって進んで行く。
それはフットボールに限らず、バンドでも何でも同じ。
止まってることは無い。
だからこそ、それぞれが美しく素晴らしいのだと思う。

素晴らしい夢を同じ時代に見せてくれたギグシーに感謝!
若かりし時の左サイドを駆け抜けたイナズマドリブルが今も脳裏に焼き付いて離れない。
僕にとっての最高のフットボーラーはライアン・ギグスだ。





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